2015年度年次大会

ごあいさつ

教科書研究は活況を呈している。教科教育学、各専門領域だけでなく、様々な関心に基づく研究が進められている。しかし入りやすいテーマでありながら、分析手法や位置付けをめぐって、一筋縄ではいかない様々な課題を内包している。教育史学の領域でも、ある程度研究の基盤はできつつある。しかし課題は多いと見る。研究の最前線にいる諸氏に研究の到達点を踏まえつつ、「教科書」史研究の課題と可能性についてご報告いただき、議論を通して、「教科書」史研究の可能性を探りたい。

大会実行委員長:手島一真(立正大学)

日時: 2015年8月19日(水)

会場:立正大学品川キャンパス 11号館1152教室( 〒141-8602 品川区大崎4-2-16)
【大会参加費】 1000円(一般) / 500円(院生・学生) *大会参加費には、資料代等を含みます。

【 情報交換会費 】 3000円(一般) / 2000円(院生・学生)*会場は、四川料理「川菜苑」 (ゆうぽうと裏)

2015年度年次大会プログラム

開会挨拶

自由論題研究発表 [午前の部]

10:30-11:00 手塚岸衛の教育目的の多元性に関する一考察…佐川 敏久(早稲田大学・院)

11:00-11:30 日清商品陳列所の実修機能―向野堅一宛書簡に見る卒業生の苦闘―…向野 康江(北九州市立大学・院)

11:30-13:00  (昼食・休憩 *役員会 117B教室*)

 

特別企画  [午後の部]

シンポジウム アジアの多様な「教科書」世界―「教科書」史研究の可能性を探る―

コーディネーター:鈴木正弘(埼玉県立所沢西高校)/司会:橋本学(広島国際大学)

13:00-13:20 課題提起と報告者・コメンテーター紹介…鈴木正弘

13:20-13:45 庶民社会における前近代教科書の機能―江戸時代の往来物を中心に―…石山秀和(立正大学)

13:45-14:10 明治期漢文中国史書物の歴史叙述…黄東蘭(愛知県立大学)

14:10-14:20 (休 憩  1173教室*)

14:20-14:45 越境する歴史認識―近代日本、中国、「満洲」の歴史教科書―…土屋洋(岡山大学)

14:45-15:10 教科教育学の立場からの「教科書」研究-植民地期朝鮮の歴史教育を事例に-…國分麻里(筑波大学)

15:10-15:20  (休 憩  1173教室*)

15:20-15:30 コメンテーター(1)…川上哲正(文教大学)

15:30-15:40 コメンテーター(2)…茨木智志(上越教育大学)

15:40-16:10 質疑応答

総括討論

 

定期総会/閉会挨拶

16:20-16:50 定期総会

16:50-17:00 閉会挨拶

17:30- 情報交換会 ( 四川料理「川菜苑」 )

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